息子がKARTを始めた時から使ってるRotax Maxエンジン
Jr,MAX定価33万円、MAX定価35万カート用エンジンとしてはかなり高額
しかし!この不景気にこの高額なエンジン使用が義務付けられたレースカテゴリーの人気が上昇しています。
それは何故かと言うと、維持費が安いからなんです。
一番安価でお金が掛からないはずのYAMAHA KT100SEC(クラッチ付)エンジンが定価156,000円
SHOPさんにもよるけど、どこのお店も口をそろえて言う事は
・KTでレースやるのなら最低でも2基~出来れば3基エンジン持ってなきゃ駄目
・レース毎に最低でも上まわりはOHした方が良い、2レースか3レースに1度はフルO/H
・キャブは常に使える状態の物が最低4・5個はなきゃ闘えない
そんな事を専門家に言われたら「勝つ為に挑むレース、出来れば勧められた環境にしたい」と、ちょこちょこ小銭が出て行く訳ですが、レースして練習すれば意外と壊れやすいクラッチも高額だし 勿論摩耗もしますのでこれにも出費が膨れて、結果的にはエンジン2基32万円、O/Hやメンテナンスに20万、キャブに5万円掛かってしまった何て話になってしまうのです。
私の息子がKARTを始める時に勧められたこのMAXエンジンはエンジン本体を1基持ってれば十分闘えるし、メンテナンス費用もKTの半分以下(「お前が金掛けないから結果が出て無いだろう」と言われるかもですけど・・・)、とことんエンジンを追求して新品のエンジンにレギュレーションギリギリのピストンに入れ替えたりしない限り高額なメンテナンス費用は掛かりません。
クラッチも最初の1年目は3回壊れましたが今思えばメンテナンスしてもらったSHOPのミスだったので2年目からは日々の掃除をきっちりやってたので1シーズン(レース&練習)1度も交換する事無く済みました。
そんな事が広まって今のMAXエンジン人気に繋がって来たのだと思います。
あっ、前置きがもの凄く長くなりましたが・・・
前置きでご紹介したMAXエンジンのレースでは一昨年までBSのYGKタイヤ指定だったのが、昨年シーズンからドイツ製のMOJOタイヤの使用が義務付けとなりました。
MOJO スリック
MOJO レイン
何故このMOJOタイヤに切り替えられたかと言うと、ヨーロッパで開催されてるEURO MAX シリーズがMOJO指定の為 日本のドライバーたちも同じ条件でレースさせた方がGrandFinalで同じ条件に並べると言う事らしいですが、BSタイヤからMOJOタイヤに切り替わった途端にRMCクラスはJAF準国内指定競技から除外されてしまいました。
準国内指定競技から除外される事がどんな影響があるかと言うと、Racing Kartで更なる上のカテゴリーを目指して頑張ってる子供たちにとっていきなり入口の門を閉ざされたようなものなのです。
国内のKART RACEの頂点はSuper KFクラス(昨年までKF-1)、そこで闘う為には国際C級のライセンスが必要になるのだけど、この国際CライセンスはJAF準国内指定競技で経験が無いと取得出来ないのです。
何故に除外されたのか?正式の発表など何にもありません。
ここにも大きな国内タイヤメーカーの圧力があるのではないかと囁かれています。
巨大メーカーや大きな組織の都合で、若く才能ある芽が潰されて行く・・・
まったく馬鹿げた話です。